帰宅中のバスでの出来事
会社の野暮用で飲んだ帰り、蒸し暑い始発のバスの中で、
「早くバスが出ないかなー」と、不快指数100%の状態で立っていました。
バスの中はクラブ活動を終えた態度の悪い高校生たち
2人掛けの席を一人で座ってふんぞり返っている。
よくありそうな光景ですが、そこに頭は真っ白で少し毛が薄く、
しかしながらとても体格のいいオヤジ(老人?70歳位?)が二人乗り込んできました。
「おいおまえ、席を詰めろ!」といきなり、悪ガキどもをぶった切り、一人着席。
「おれたち老人は立っとれんのよ」と、太い声。
そして、「あんたもそこに座ったらいい」 と、私に話を振ってきた。
ヤバッ。
その先には出張帰りのサラリーマンらしき人。
この人も一人で2人分の席を独占。太いオヤジの声が聞こえぬふりの読書中。
「座らんのか? じゃあ、俺が」と、また太い声。
すると最後尾の4-6人掛けの席に3人で座る悪ガキが災難を避けるために豹変。
「そうよね、年よりは座らんなぁ」と、寝そべっていた席を詰めてオヤジの席をつくる。
その席へ滑り込むオヤジ。
一段落だな、と思った矢先。
出張帰りと通路をはさんで座っていたチョイ若オヤジが、手に持っていた雑誌を丸め、
丸めた雑誌で出張帰りの肩にポンッと一撃
「詰めなきゃな」
出張帰りは読んでいた本をたたみ、横の席の下に置いていた出張ケースを引き上げ、
それを膝の上に抱えて席を詰める。
そう、この席は私のために準備された席。
チョイ若オヤジと通路をはさんだ隣の席。
そして後ろには太い声のオヤジ。
出張帰りが如何に窮屈そうであろうが、私には座る選択肢しかなく着席。
豹変した悪ガキと声の太いオヤジの「年寄りには席を空けるべし」、との
白々しい会話が約2分、そしてそのあとは恐ろしいほどの沈黙。
こんな経験、皆さんはありませんか?
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