台風16号が天気予報で報じられ始める中、天気が悪くなる前にと、
北九州市の最高峰 福智山(標高900.6m)、そして
直方市の鷹取山(標高633m)へ登ってきました。
登山ルートは上野焼き(あがのやき)で有名な上野から登りはじめ、
白糸の滝を通り八丁(はっちょう)の山を越えて福智山に至る八丁越えルート
登山の途中で砂利道に遭遇し、少し楽できるかなと思ったが残念。
砂利道は横切っただけですぐ山道に入って行きます。
坂道のきつさから解放された八丁の山頂に着いた時はもう浮かれ気分
その向こうにやっと福智山が見えてきます。
一緒に登った仲間にきついのもう登れないのと愚痴った挙句、
何とか山頂に到着しました。
山頂の眺めはこんな感じ。
向こう側はさっき通ってきた八丁
台風の接近もあって、雲が多くて視界が悪い。
登頂成功のお礼を山の神にささげ、次の目的地 鷹取山へ
鷹取山の山頂は木もなく平らな様子
実際に行ってみると、石垣の残る城跡になっていました。
この鷹取山は黒田官兵衛の息子、黒田長政が福岡領主になったとき、
その重臣 母里太兵衛(もりたへえ)が国境防衛のための鷹取城主として
守備した山として有名な場所です。
母里太兵衛といえば黒田節(黒田武士)、黒田節といえば日本一(ひのもといち)の槍。
その槍の正式名は日本号(ひのもとごう)
その歴史は非常に趣深い。
本来は皇室所有の槍で、正親町天皇(おおぎまちてんのう)が
室町幕府将軍 足利義昭へ下賜され、織田信長、豊臣秀吉、福島正則
という所有者を経て、黒田官兵衛の家臣 母里太兵衛が大杯に注がれた酒を
豪快に飲み干した褒美としてこの日本号(ひのもとごう)が黒田家重臣のもとへやってきたのです。
鷹取山の鷹取城遺構を見学後、大変急な上野越えルートを下り、
何とか麓まで下山したのでありました。
昼食、湧水地、山小屋への立ち寄りも含め、5時間の登山となりました。
おつかれさま。
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