明治天皇の玄孫である竹田恒泰さんの講演会に行ってきました。
この方はテレビ出演もされていて、旧宮家のご家庭でありながら
良くしゃべる面白い人。
「山口 竹田研究会」 会場はこんな感じ
演題は「オバマ大統領の広島訪問」
後援は周南市など、地域の教育委員会、これってすごくないです?
講演(特別講義)はまず最近起こった中国艦船の尖閣諸島接続水域侵犯、
こうした国際条約違反を罰する国連安全保障委員会が機能していない理由、
今やその国連安保理の役割をも補間するG7の存在、など早口な講師が
時にはジョークを交え熱弁を振るう。
「オバマ大統領は原爆投下を謝りに来たのではない」
「オバマ大統領は10万人(30万人)を超える死者を悼むために来たのだ」
核兵器への呪縛は日本だけでなくアメリカにもある。
アメリカは戦争であってもやってはいけない民間人の虐殺を
この恐ろしい核兵器を使って行った国である。
これは間違った行為であったとわかりつつも、自分たちは決して
間違った戦争はしていないという誤魔化しを正当化するための強硬姿勢。
「オバマよ、日本で勝手に謝ってきてはならない」
こうした背景を背負ってやってきた、「核廃絶を訴える」ノーベル平和賞のオバマ大統領。
戦没者を悼むのは良いが謝ってはならない、こうした日本とアメリカの両政府の攻防。
その状況下でアメリカのトップであるオバマ大統領は、明示的ではないが
内容的には謝罪ともとれるぎりぎりのスピーチを行いました。
多数のメディア非難がある中で、断片的な情報でなく、大統領になるまでの彼の活動
両国の政治情勢などをつぶさに研究している彼だからこそ、
オバマ大統領の一挙手一投足が語れるのだと思いました。
講演会、たまにはいいですね。
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